術後は硬膜外麻酔の影響があってか、うつらうつら眠ってしまっていることがよくありました。
1時間毎に看護師さんが来て、体温と血圧、お腹の傷などをチェックするため、眠ったり目を覚ましたりを繰り返していました。
手術当日と翌日は熱が出ましたが、37度5分を上回ることはありませんでした。
完全安静というだけあり、
お腹にはドレーン、尿道にカテーテル、背中には硬膜外麻酔、腕には点滴・・・
などなど沢山の管が繋がっているので、お尻を浮かせたり横を向いたり、かろうじて床ずれしない程度に動かすのが精一杯です。
そして「これ、早く取りたい!」と強く感じたのは、ふくらはぎにつけているフットポンプと、指につけているクリップ(パルスオキシメーター)でした。
足のマッサージは好きなのに、フットポンプになんであんなにイラッとしたのでしょう?
思い返すと、その日の午前中はとても惨めな気分になっており、不自由で不機嫌、そんな状態でした。
朝になると、先生たちが一人づつ様子を見に来てくれました。
執刀医の先生4人と麻酔の先生、薬剤師さん、栄養士さんが一人ひとり・・・。
とても丁寧だと思いますが、7回も似たような応対をしなくてはならなく、
「まとめて来てくれればいいのに・・・」と毒づいてました。不機嫌でスミマセン😓
しかし!これらの不自由さは手術翌日(術後1日)にすべて解消されました😂
一番初めに外してもらえたのは、お腹のドレーンです。
実際はあまり存在感はなかったのですが、ちらっと見えてしまう、赤い血色の管とソフトボールサイズの球体とは、真っ先におさらばとなりました。
ちなみにドレーンを抜くのは全くもって無痛でした。硬膜外麻酔のおかげでしょうか。
次は、尿管カテーテルを抜くための準備です。
ペタっと貼られた心電図の吸盤とパルスオキシメーターをババっと取ってもらい、フットポンプを外してもらいました。すっきりと足首の自由に感動しました!
そして、点滴と硬膜外麻酔、看護師さんが尿のパックを持っての歩行の練習となります。
「歩けなかったらどうしよう😩」と不安だったのですが、あっさりクリアできました。
看護師さんから「あれ、つかまってなくないですか?」と指摘されるくらいスタスタと歩けてしまい、よろけたり、痛みに悶絶したりとかはありませんでした。
順調にカテーテルを外してもらい人心地ついた感じがしました。
尿の管が外れると「お着替えしましょうか!」という段階に進み、持ってきたパンツと寝巻きに着替えました。
硬膜外麻酔と点滴をしたままなので、看護師さんに温かい使い捨てタオルで背中を拭いてもらったり、気になるところは自分で拭いたりでさっぱりしてから、手伝ってもらいながら着替えを完了しました。
肌馴染みのよい生地の寝巻きを着たら、少しづつ自分の日常を取り戻している感じがしました。
そして、お昼ごはんの後(たいして食べられませんでしたが)硬膜外麻酔とのお別れ🙂です。
外したら痛みが襲ってくるのではないかという恐怖、
首から下げてセットで動かなくてはならない邪魔さ、
これのせいでなんとなく気持ち悪るさが続いているのでは?という疑心が、ない混ぜに押し寄せてきました。
抜く時はびっくりするくらい何も痛くありませんでした。
背骨に装着する時は変に痛かったのですが。
硬膜外麻酔を外した後から、胃の不快感が消え、元気が出てきました。
痛みについては、お昼に飲んだロキソニンがある程度効いているのか、それほど強くありませんでした。ただ、お腹のあたりがカッーっと熱くなっていました。
トイレに行ったときに、傷口をまじまじと確認してみましたが、本当にコンパクトでフラットな状態でした。医療の進化に驚きました。
傷の小さい手術にこだわる、執刀した先生方に感謝です✨
硬膜外麻酔を外した後には、不思議なものでお腹も減ってきました。
四谷メディカルキューブの食事は手の込んだ料理なので、それが思いっきり食べれるのは嬉しい!
晴れ晴れした気分になり、持参したグレープフルーツジュースを一人がけソファに座って飲みました。あまりにも美味しくて、明日は自販機までジュースを買いに行こうと決めました。
夕方ごろ、抗生剤の入った点滴が終わり、実質、管類がすべて外れた状態になりました。
入院予定表では、点滴は術後2日目に外すとなっていますが、必要な場合に備えて針だけ付けて置くという処置のようです。
自由になるとそれだけで塞いでいた気分もよくなり、その日の夕ご飯はキレイに完食しました!
お野菜たっぷりでどれも美味しかったです💛
この日は、夕食後にロキソニンを飲みましたが、看護師さんから寝る前に座薬を使うことをおすすめということで、念の為投与してもらいました。
個室なので消灯時間はありませんが、早めに就寝しました。